ソフトハンド(soft hand)
ソフトハンドで、合計が17の場合を「ソフトセブンティーン(soft seventeen)」、合計が18の場合を「ソフトエイティーン(soft eighteen)」といいます。
プレイヤーは、ハードハンドの合計17および合計18のときは、バーストを避けるために、必ずスタンド(ステイ)します。 一方、ソフトハンドは、追加カードを引いても絶対にバーストしません。そのため合計17のソフトハンドではヒットまたはダブルダウンを、合計18のソフトハンドではヒット、ダブルダウンまたはスタンド(ステイ)の選択が必要となります。
ブラックジャックでは、その状況においてどのような選択をするべきか、戦略があらかじめ決まっています。 ソフトハンドは、ハードハンドよりも状況判断が難しいので、戦略テーブルをしっかりと覚えておかなければいけません。
ソフトハンドの判断の練習は、ブラックジャック道場のソフトハンド練習が効果的です。
次のイラストは、ソフトエイティーンでヒットしたときの成功例です。
ブラックジャックにおけるソフトハンドの特徴
ソフトハンドの戦略は、ハードハンドと比べてかなり複雑です。
戦略が複雑になる原因の1つに、ヒットすべきかスタンド(ステイ)すべきかの判断が、プレイヤーとディーラーのカードの組合せよりなかなか直観的に判断できないという理由が挙げられます。
正直なところ、ソフトハンドの戦略は、戦略テーブルをまる覚えするしかないハンドもあります。
ソフトハンドの2枚のカードより予想されるこの後の展開は、次のとおりです。多くの場合、なかなか今後の展開予想ができません。
ソフトハンド | 予想される展開 |
2枚のカード |
今後どのような展開になるか、なかなか予想できません。 ダブルダウンの選択が必要と場合もあります。 |
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プレイヤーとして打つ手はありません。 すべては、ディーラーのハンド次第です。 |
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スプリットハンドの戦略を適用し、必ずスプリットします。※ |
3枚以上のカードで 合計18以下 |
今後どのような展開になるか、なかなか予想できません。 合計18でもヒットしなければならないケースがあります。 |
3枚以上のカードで 合計19または20 |
プレイヤーとして打つ手はありません。 すべては、ディーラーのハンド次第です。 |
※ のスプリットには、他のカードのスプリットとは異なるルールが適用されます。詳細については、ページ「ゲーム情報 >ブラックジャック >スリル満点スプリット」の「Aのスプリットは特別ルール」を参照してください。
ポンツーンにおけるソフトハンドの特徴
ポンツーンのソフトハンドの戦略は、ブラックジャックのソフトハンドの戦略と比べてシンプルで、次のような特徴があります。
- ポンツーンでは、ダブルダウンを選択するハンドはありません。
- ポンツーンでは、ハンドの合計数字は同じでも、ハンドのカードの枚数によって、ヒットを選択するか、スタンド(ステイ)を選択するか、判断しなければいけないケースがあります。
ハードハンドで選択すべき戦略については、「ポンツーンの戦略テーブル」のページの「ソフトハンドの戦略テーブル」を参照してください。
参考資料
*1:高橋英之. 2018.『カジノでブラックジャックを楽しむための本』, ASBクリエイティブ株式会社
最終更新日:2023年03月15日