ハードハンド(hard hand)
例えば、、
のカードが含まれていないハンドは、ハードハンドです。
が含まれていても、
を11とカウントすると22以上となるハンドも、数え方が1とおりしかないため、ハードハンドとなります。
が含まれていて、2とおりの数え方のあるハンドは、「ソフトハンド(soft hand)」といいます。
ブラックジャックにおけるハードハンドの特徴
正直、ハードハンドのプレイが何回も続くと、少々だれてきてしまうことがあります。
最初に配られた2枚のカードの合計か9、10 または11 のときには、ダブルダウンで勝負するかの判断が必要となります。ダブルダウンが必要となったときは、それまで退屈なハードハンドが続いていたとしても、一気に気合が入ります。
ハードハンドの合計数字より予想されるこの後の展開は、次のとおりです。
ハードハンド※ | 予想される展開 |
合計3~8 |
必ずヒットを選択します。 この後どのように展開するかは、まだ判りません。3枚目以降のカード次第です。 |
合計9~11 |
プレイヤーのハンドが最初に配られた2枚の場合、ディーラーのカードによっては、ダブルダウンのチャンスです。 プレイヤーのハンドが3枚以上の場合は、必ずヒットします。絵札で19以上となる好手です。 |
合計12~16 |
ディーラーのオープンカードによって、じっと辛抱するか、強気でカードを引くか、2つに分かれます。 いずれにしても苦戦が予想されます。 |
合計17~20 |
プレイヤーとして打つ手はありません。 すべては、ディーラーのハンド次第です。 |
※ スプリットハンドを除きます。スプリットハンドについては「スプリットハンド」を参照してください。
ポンツーンにおけるハードハンドの特徴
ポンツーンのハードハンドの戦略は、ブラックジャックのハードハンドの戦略と比べて複雑で、次のような特徴があります。
- ポンツーンでは、ヒットを選択すべきケースが多い。
- ポンツーンでは、スタンド(ステイ)、ダブルダウンを選択すべきケースが少ない。
- ポンツーンでは、ハンドの合計数字は同じでも、ハンドのカードの枚数によって、ヒットを選択するか、スタンド(ステイ)を選択するか、判断しなければいけないケースがあります。
- ポンツーンとブラックジャックでは、サレンダーを選択するハンドが異なります。
- ポンツーンでは、最初に配られた2枚のカードの合計が13、14、15のケースにおいて、カードの組合せを考慮して戦略を選択すべきケースがあります。
ハードハンドで選択すべき戦略については、「ポンツーンの戦略テーブル」のページの「ハードハンドの戦略テーブル」を参照してください。
参考資料
*1:高橋英之. 2018.『カジノでブラックジャックを楽しむための本』, ASBクリエイティブ株式会社
最終更新日:2023年03月15日